実家にはサインボール DeNA浜口 大谷と球宴対決熱望

[ 2017年7月4日 05:30 ]

「マイナビオールスターゲーム2017」監督推薦選手発表 ( 2017年7月3日 )

オールスターに選出された(左から)DeNA・宮崎、浜口、戸柱
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 「マイナビオールスターゲーム2017」の監督推薦選手が3日に発表され、ファン投票と選手間投票による選出選手を合わせたセ、パ両リーグ28選手ずつの陣容が出そろった。初選出は23選手で、新人ではDeNAの浜口遥大投手(22)がセで唯一選出。新人で両リーグトップの5勝を挙げている左腕はパの指名打者で出場予定の日本ハム・大谷翔平投手(22)との対戦を熱望した。

 想定外の選出に、浜口は思わず満面の笑みをこぼした。セ・リーグの新人ではただ一人の選出。「球宴は誰もが経験できることではない。選んでもらえてとてもうれしい。新人らしく、元気よくハツラツとプレーしたい。投げっぷりよくいきます」と初々しい意気込みを口にした。

 新人で両リーグトップの5勝を挙げ、セの新人王候補。推薦した全セの広島・緒方監督も「3回対戦した中で生きのいいボールを投げ込んで苦しめられている」と評価する。そんな新人左腕が対戦を心待ちにしている打者がいる。パの指名打者で出場予定の大谷だ。

 入団当初から同学年である二刀流右腕を意識。佐賀の実家には大谷のサインボールを飾っているほどで「右の大谷、左の浜口と言われるようになりたい」と話したこともある。3月14日のオープン戦で初対戦したときは2打数1安打で「さすがだなという感じ」と脱帽。再戦を待ち望み、開幕からローテーション入りを果たした。

 5月30日の日本ハムとの交流戦では7回無失点の快投で白星を挙げたが、大谷は2軍調整中だった。「オープン戦では打たれているので、また対戦したい」。待ちに待った再戦。球宴でリベンジを果たす。(中村 文香)

 ≪オープン戦での大谷との対戦≫3月14日に札幌ドームで初対決し、初回の第1打席は直球で追い込み、チェンジアップで空振り三振。4回の第2打席は甘く入った直球を二塁打された。ラミレス監督は「(大谷に)恐れずに投げて非常に良かった」と評価した。

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2017年7月4日のニュース