長嶋氏VS野村氏 OB親善試合で積年のライバル対決実現へ

[ 2017年7月4日 05:52 ]

野村氏
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 巨人宮崎キャンプ60周年を記念し、来年2月10日に宮崎で行われる「ジャイアンツVSホークスOB親善試合」のホークス総監督を南海などで活躍した野村克也氏(82)=野球評論家=が務めることが3日、分かった。巨人は長嶋茂雄総監督(81)が務めると発表されており、積年のライバル対決が実現する。

 「ON(王、長嶋)はひまわり、ワシは月見草。少ない観衆のもとでさびしく咲く花だ」の言葉は75年5月22日の南海―日本ハム戦で600号を放った際に生まれ、球史に残る名言になった。セ・パに分かれていた現役だけではなく、2人が同時期に監督を務めた93〜01年の9年間では長嶋氏は3度リーグ制覇、野村氏はヤクルト、阪神で同じく3度、セ・リーグを制した。

 両球団のユニホームを着ている場合「最初に所属したチーム」の規定で巨人側にソフトバンクの王貞治球団会長も加わり、「野村―ON」の構図も完成。手駒もダイエー時代の黄金期を築いた秋山幸二氏、工藤公康氏、小久保裕紀氏、松中信彦氏、城島健司氏ら豪華メンバーが内定し、南海からは藤原満氏らの懐かしい顔が並ぶ。

 「ひまわりVS月見草」――。球春到来の来年2月、ファンが夢見る戦いが実現する。

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2017年7月4日のニュース