日大三　かなりいい感じ金成「打線を引っ張りたい」

第８９回選抜高校野球初日第２試合   日大三―履正社 （ 2017年3月19日    甲子園 ）

　優勝候補・履正社と対戦する日大三は１７日、西宮市内で調整練習に汗を流した。春から４番の座に座る金成（かなり）はフリー打撃で好調ぶりをアピール。両翼９１メートルと狭い球場ながら左翼へ流して連発、中堅のバックスクリーン、右翼上部のネットに直撃弾を放った。

　チーム恒例の冬の合宿（１２月の２週間）で最低１日１０００スイング、しかも１２００〜１３００グラムという超重いバットを使うなど振り込んできた。４番の座り心地を聞くと「（試合解禁の）横浜戦では力んでるぞと監督さんに言われ、次の平塚学園戦では結果を出せた。僕が打線を引っ張りたいし、甘い球をミスショットしないようにしたい」と重圧はない。

　履正社のエース竹田の球種、配球なども研究し「頭に入ってます」と攻略に自信ありげ。ライバルと目される安田に対しても「（実力は）安田の方が上。それより安田より多くヒットを打って勝利に貢献したい」とチームの勝利を口にする。１メートル９３のイケメン男。清宮には負けるが、バットとともに好感度も上昇中だ。