巨人・杉内 復帰戦3回2/3を3失点 直球キレなく「筋力の問題」

[ 2017年3月17日 06:20 ]

オープン戦   巨人3―5ソフトバンク ( 2017年3月16日    ヤフオクドーム )

<ソ・巨>和田(右)の前で力投する杉内
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 復帰戦で収穫と課題の両方を手にした。巨人の先発・杉内にとって1軍マウンドは15年7月21日の阪神戦(甲子園)以来。通算59勝を挙げているヤフオクドームで、元チームメートの「松坂世代」和田との投げ合いも初めて実現した。3回2/3を65球。1被弾を含む4安打2四死球3失点の結果に「段階は踏んでいる。もっと長いイニングを投げたい」と振り返った。

 2回1死一塁で江川に外角低め124キロのスライダーを被弾。「直球がいまいち。回を追うごとに右足に(体重が)乗らない感じだった。筋力の問題だと思う」。4回2死一塁からは同じ江川に左中間へ適時二塁打を許した。最速は134キロ。スライダーとチェンジアップを低めに集める持ち味は発揮したが、公式戦登板のめどを聞かれると「現状の力ではおこがましい」と謙虚に話した。

 15年10月に受けた右股関節形成手術からの復活を目指す。「和田は相変わらずいいなと思って見ていた。自分もそこまでいかないと。1年でも長くやりたい」。かつての仲間から刺激も受けた。「今後は回復具合を見てから」と尾花投手コーチ。焦ることなく着実に歩を進めていく。 (重光 晋太郎)

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