糸井キャンプ最多330スイング コーチ驚き「本当に痛いの?」

[ 2017年2月14日 08:22 ]

今キャンプ初のフリー打撃を行い、豪快なスイングで快音を響かせる糸井
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 右膝関節炎からの再起を期す阪神の糸井が13日、室内で初のフリー打撃。福留、鳥谷らが見守る中で今キャンプでは初めて投手を相手にバットを振った。

 「(練習は)徐々にやっています。(現状は)何%かは、わからない。今やっていることを続けられたらと思います」

 復帰へ向けて着実に前進していることを明かした。前日12日までは相手は打撃マシンだった。しかし、この日は日本ハム時代のチームメートでもあった金村投手コーチが打撃投手として登板。広角に鋭い打球を打ち分けるなど力強く65スイング。“対戦相手”を買って出た同コーチも順調な回復ぶりに目を細めた。

 「詰まるかと思ったインコースのボールもピッと回って打った。すごいスイング。本当に(膝は)痛いの? 日本ハム時代は手の皮がずるむけになるまで打っていた」

 その後は再び室内で打撃マシンを相手に162スイング。ティー打撃も合わせると今キャンプ最多の330スイングだ。また、午前中には約70メートルの距離で遠投。軽めのダッシュなどにも取り組むなどピッチは上がって来ている。自身のトレーニングの合間にはDeNA戦も生チェック。「(応援が)すごいね」と経験したことの少ない熱狂ぶりには目を丸めた。1軍本隊への合流もいよいよ間近か…。「糸井コール」が球場に響き渡ることも、そう遠くはなさそうだ。(山本 浩之)

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2017年2月14日のニュース