西武キャンディ予測不能直球 秋山ら戸惑う“魔球”

[ 2017年2月14日 05:30 ]

打撃投手を務めるキャンデラリオ
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 直球もミステリアスだった。西武の新外国人・キャンデラリオ(ドジャース)が来日初のフリー打撃に登板。31球中、半分以上の17球がボールと荒れ気味ながら、侍ジャパンの秋山、木村文から全て直球で計5度の空振りを奪った。

 「自分としては直球を投げているつもりだが、(打者の手元で)動いてくれる」。決して剛速球ではないが、カットしたり、沈んだり。予測不能の軌道に打者は戸惑った。

 ドミニカ共和国、メキシコ、パナマ、ニカラグア、イタリア、ベネズエラ、米国など各リーグでプレー。4度の引退を乗り越えて日本は9カ国目とミステリアスな経歴の持ち主だが、その分「鶏料理や寿司が好物」と異国の環境になじむのは早い。本業の投球でもきっちりアピール。秋山に「良い球が来ていた」と称えられ、「凄い選手に言ってもらって自信になる」と優しい笑みを浮かべていた。 (平尾 類)

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2017年2月14日のニュース