オリ T―岡田ら3人が野球教室「さみしい思いあった 野球人口が増えてほしい」

[ 2017年1月22日 19:51 ]

子供達からハイタッチで出迎えられるTー岡田
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 オリックスのT―岡田外野手が、社会貢献活動の一環として、安達、山崎福と一緒に神戸市内で野球教室を開催した。小雨が断続的に降る中、約160人の小学生を相手に熱血指導。完全なボランティアをする理由について、「知り合いの方に、最近野球少年が減って、サッカーに取られていると聞いた。さみしい思いもあったし、野球の良さを知って、野球人口が増えてほしい」と、野球界の裾野を広げることが目的だと明かした。

 昨年はある団体に協力を依頼していたが、今年からは自らのトレーナーも務めるスポーツ整体院「加藤ボディバランス」などのサポートを得て、自分で主催し「無料少年野球教室」と銘打った。技術指導はもちろんだが、子どもたちと近い距離で触れあえることがモットー。自ら打撃を見せたりもした。投手の山崎福、内野手の安達と、ポジションの違う選手に協力してもらったのも、効率よく指導に回れるT―岡田の配慮だった。

 「子供に教えるのは難しいけど、身近に触れあうことで何かを感じてくれれば、野球をする子が増えるのかな。純粋に野球少年が増えてほしいので」。自主トレ期間に貴重な時間を割いたことには、純粋な理由があった。今季から新選手会長に就任したオリックスでは、もちろんプレーで引っ張る意気込み。「何年か前から、安達とチームの中心になれ、と言われていたけど、なかなか全試合に出たりできなかった。選手会長を任せてもらって、今年は変わるチャンス。自分自身に期待している部分もある」。野球界のためにも、オリックス復活優勝を誓った。

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2017年1月22日のニュース