守護神渡さん!マテオ超本気 自宅庭に日本流マウンド

[ 2017年1月22日 05:50 ]

阪神のマテオ
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 日本でのさらなる飛躍を見据え、自宅で「足固め」だ。阪神のマルコス・マテオ投手(32)が母国ドミニカ共和国の自宅敷地内に日本仕様のマウンドを新設したことが21日、分かった。日本のマウンドはメジャーと比較して軟らかく傾斜が緩やかで、来日1年目の昨季中には股関節を痛める要因となった。「日本仕様」の投球フォームを身につけ、2年目の今季は守護神の座を不動のものとする算段だ。

 郷に入れば、郷に従え―。今季のストッパー筆頭候補のドミニカンが、古くから伝わる日本のことわざを地で行く動きを見せている。なんと自宅内に「日本流マウンド」を作ったというから、その意欲のほどが、うかがえようというものだ。

 首都サントドミンゴから、車で約1時間の距離にそびえ立つマテオの自宅。関係者によると、その広大な敷地内で昨年12月上旬から、ある工事が始まったという。大量の土が運び込まれ、丸く成形されていく。マウンドだ。しかも普通のマウンドではない。わざわざ日本のマウンドに似た軟らかい土を取り寄せ、傾斜も緩やかに設定。さながら日本の球場のマウンドを、自宅敷地内に再現したというわけだ。

 もちろん理由がある。来日1年目の昨季は開幕から守護神としてフル回転。だが5月に異変が生じた。メジャーの硬くて傾斜が急なマウンドに慣れた投げ方が、日本の軟らかく傾斜の緩やかなマウンドには合わず。股関節付近に違和感が生じてしまった。それでも無理に上半身の力に頼った投球を続けた結果、右肩関節炎も併発。本来のパフォーマンスを発揮することができなかった。その克服のため、自宅に「日本流マウンド」を再現したというわけだ。

 今オフは「肩を休ませたい」との理由で例年、参加していたドミニカ共和国のウインターリーグには出場せず。その代わり、自宅に作った特製マウンドで練習を積み重ねる算段という。自宅にはウエートトレーニング施設も充実しており、自主トレ環境は万全だ。

 来日1年目の昨季は慣れない環境に苦しんだにもかかわらず、52試合登板1勝3敗20セーブ、防御率1・80と存在感を発揮。ということは課題を克服して臨む2年目は、さらなる成績の上積みが期待できる。守護神として起用するなら、30セーブ以上を皮算用してもよさそうだ。

 今季からは同郷のメンデスが新加入。ドリスも再契約が濃厚だ。ライバルは多いが、マテオは親しい関係者に「メンデスとは同じドミニカ出身で良きチームメートであるが、良きライバルでもある。抑えのマウンドを譲るつもりはない」と豪語しているという。そのために「日本流マウンド」まで作った。メンデスにも、ドリスにも、そして藤川にも譲らない―。最終回のマウンドも、手に入れるつもりだ。

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