41歳・稼頭央“王超え”で復活を!日米2683安打で残り104

[ 2017年1月12日 05:30 ]

青空の下、キャッチボールする松井稼
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 楽天の松井稼が「王超え」で復活を目指す。東京都内で自主トレを公開。ランニングやキャッチボールを行い、順調な調整ぶりを見せた。

 現在、日米通算で2683安打。巨人・王貞治(現ソフトバンク球団会長)の2786安打まで、あと103本に迫る。松井稼はレジェンド超えについて「恐れ多いです」と恐縮しながら、今季の目標に「1試合でも多く出て、100試合以上出場すること。そのために結果を残さないといけない」と意気込みを口にした。レギュラーを奪回して目標を達成すれば、104安打以上は現実的な数字だ。

 昨季はわずか56試合の出場で打率・213、2本塁打と11年の楽天入団後、最低の成績に終わった。開幕直後に右膝を痛め、その影響から打撃不振による2軍落ちも経験した。「危機感は24年間、常に持っている」。今季でプロ24年目、10月には42歳を迎える。1学年上の中日・岩瀬とロッテ・井口に次ぐ球界で3番目の年長選手は例年のごとく背水の陣を敷く。

 昨季は体の動きに違和感も感じた。「年齢も体も変わっていく。反応が悪くなる。走るときや、打撃でも感じた」という。そのため、シーズン終了後は瞬発力を増すトレーニングを取り入れた。筋トレ器具は使わずに、自重を使ったジャンプや、チューブを使ったトレーニングを行っている。「すぐに成果は出ないと思うが、(今後)どう体が動いてくれるか。キャンプやオープン戦を楽しみにしている」と、表情は明るい。国内通算本塁打も200本に王手をかけている。大台到達、そして王超え――。松井稼の復活のシーズンが始まる。 (黒野 有仁)

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2017年1月12日のニュース