センバツ「恋」は替え歌で!?“恋ダンス”NGも「フェンスを超えてゆけ〜」

[ 2017年1月12日 08:00 ]

昨年の選抜高校野球開会式
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 第89回選抜高校野球大会(3月19日から12日間、甲子園球場)の開会式入場行進曲が、昨年ヒットした星野源(35)の「恋」に決まった。11日に大阪市内で開かれた運営委員会で正式決定した。関係者は「春を感じる明るい、ワクワクする曲。恋ダンスは社会現象にもなりました。高校生にふさわしい楽曲だと思う。行進もしやすいのでは」と説明した。

 「恋」は昨年10〜12月に放送され、星野も出演したTBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のエンディングテーマに起用された。ドラマは最終回の平均視聴率が20・8%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録するヒットとなった。星野や主演の新垣結衣(28)ら出演者が曲に合わせ踊った“恋ダンス”も爆発的なブームとなったが、委員会関係者は「開会式はセレモニー。プライベートとはっきり区別してほしい。真っすぐしっかり歩いて」と、行進中のダンスは控えるように促した。

 星野は「恋」が選ばれたことについて「古くは坂本九さんの“上を向いて歩こう”から、ヒット曲や多くの人に印象に残った曲が選ばれています。その流れの中で僕の曲も選んでもらってうれしく思います」と喜びのコメント。「行進曲用のアレンジがどのようになるのかとても楽しみ」と開会式で演奏されるのが待ち遠しいようだ。

 「ワクワクして体が勝手に動くようなダンスミュージックになったらいいな」と思って作った曲だった。「高校生の皆さんがワクワクして“やるぞ”という前向きな気持ちになってもらえたらうれしいです」と大会の盛り上がりに一役買えればという思いだ。35万枚を売り上げ、自身最大のヒット曲となっている。

 音楽関係者は「歌詞の“夫婦を超えてゆけ”は“フェンスを超えてゆけ”と替え歌にできる。ホームランバッターの応援歌にも使われるのでは」と太鼓判。甲子園での恋ブームが到来するかもしれない。出場32校は27日の選考委員会で決定する。

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2017年1月12日のニュース