19歳松井裕 史上最年少30S 引退の“リーダー”小山伸に恩返し

[ 2015年9月21日 05:30 ]

<楽・オ>9回2死、T―岡田を三振に打ち取って大きくガッツポーズする松井裕

パ・リーグ 楽天2-0オリックス

(9月20日 コボスタ宮城)
 晴れ渡った秋空に舞う風船が、守護神を祝福した。2点リードの9回。楽天・松井裕は当たり前のように3人で試合を片付けた。高卒2年目、史上最年少での30セーブ。先発・則本からウイニングボールを譲られると、19歳は顔をくしゃくしゃにして喜んだ。

 「30セーブは目標にしていたのでうれしい。早いうちにやりたいと思っていた」

 8回まで1安打と圧巻の投球をしたエースからのリレー。「則本さんが凄かったので、登板すると思っていなかった」という。それでも、いざマウンドに立てば、先輩にひけを取らない出来。最後の打者、T―岡田は新球カットボールで見逃し三振に仕留めた。

 この日、投手陣のリーダー格・小山伸が引退を表明。05年の球団創設から在籍する唯一の投手で、08年から5年連続50試合登板を達成したベテランに励まされたことは一度や二度ではない。

 1年目の昨季は、初勝利のお祝いに高級ブランドのかばんを贈られた。2年目の今季、キャンプ中に突然の救援転向を通達されて戸惑う中、真っ先に食事に誘ってくれたのが小山伸だった。「“チームのために気持ちを切り替え、やっていこうぜ”と言われ、自分も切り替えてやることができた」と感謝は尽きない。

 「残り短い間、たくさんのアドバイスを聞きたい」。先輩たちから受け継いだ球団の歴史、伝統を未来に紡ぐのが松井裕だ。 (徳原 麗奈)

続きを表示

この記事のフォト

「第91回(2019年)選抜高等学校野球大会」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2015年9月21日のニュース