ゴメ&マー今季初連続適時打で初回速攻4点 阪神主軸が復調兆し

[ 2015年4月17日 08:31 ]

<中・神>1回無死満塁、ゴメスは左前適時打を放つ

セ・リーグ 阪神6―4中日

(4月16日 ナゴヤD)
 GM砲にもやっと春が来た!阪神のゴメスとマートンが今季初めて連続適時打を放った。ともに打点を挙げるのは今季3度目ながら、4月に入ってからは初めてだった。

 今季、初回最多の4得点。その中心には、やはり助っ人コンビがいた。無死満塁、ゴメスは迷うことなく、山井が投じた外角スライダーを左前に弾き先制した。

 「いつも心がけていることだけれども、自分の打てる球を打とうと思っていた。チャンスでランナーを還すという自分の仕事を果たせてよかった」

 続くマートンも高めに浮いたスライダーを右前に弾き返し2点目を叩き出した。

 「外寄りのボールに対して、逆らわずに打ち返せた。前のバッターがみんな打っていたし、自分も続けてヒットを打てて良かった」

 前日15日までゴメスは4戦連続、マートンは8戦連続無打点。チーム低迷の大きな要因だった。

 マートンは15日の同戦で、球審のストライク判定に対し不満を爆発させるなど、イライラはピークに達していた。それでも結果が全てを吹き飛ばしてくれる。和田監督は「ゲームに入るときは集中してやってくれていた」と称えた。

 マートンは3回にも先頭打者として中前打。得点にはつながらなかったが好機を演出。「きょうはチームで勝ち取った大きな勝利だ」と喜んだ。

 ゴメスは「まだまだシーズンは長いのでこれからも戦っていく」と5位からの反攻へ向け気合十分。指揮官も「4、5、6番が打つと(打線が)つながるよね」と、復調の兆しが見えた主軸に手応えをつかんだ。

 連敗を止め、上昇ムードで迎える17日からの甲子園での巨人戦。GM砲のバットが快音を放てば、その先には勝利が待っている。

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