ロッテ・田中29日西武戦で1軍デビュー 伊東監督「魅力見せて」

[ 2015年4月17日 05:40 ]

1軍デビューが決まった田中

 ロッテのドラフト2位右腕・田中が、29日の西武戦(QVCマリン)で1軍デビューすることが決まった。開幕1軍は逃したが2軍戦ではここまで2試合に先発して14イニング連続無失点と好調を維持。伊東監督は「2回続けて結果を出している。今月末に(1軍で)先発で投げることになる」と明言した。

 先発予定だった14、15日のイースタン・リーグのDeNA戦(ベイスターズ)がともに雨天中止となり、首脳陣は2軍での登板スケジュールを再考。18日の楽天戦(ロッテ浦和)は中継ぎとして登板し、24日の日本ハム戦(鎌ケ谷)は先発で3イニングを投げさせることを決めた。この2試合が待望の1軍デビューに向けた最終調整の場となる。

 現在、貯金1ながら藤岡、唐川が不調で2軍落ちするなど、先発投手は駒不足だ。28日からは9連戦も控えており、伊東監督は「“9回を投げろ”とか“絶対に勝て”とは言わない。魅力的なものを見せてくれたら、また次も投げさせたいと思う」と期待を寄せる。注目を集めてきた京大初のプロ野球選手が「運命の4・29」でプロとして大きな一歩を踏み出す。

 ≪主な国立大出身投手の1軍初登板≫

 ☆井手峻(中日=東大卒)1年目の67年7月11日の阪神戦(甲子園)で中継ぎ登板。3イニングを投げ、打者11人を2安打無失点に抑えた。

 ☆杉本友(オリックス=筑波大卒)国立大初のドラフト1位投手として注目を集め、1年目の97年8月28日の近鉄戦(神戸)で初登板初先発。2本塁打含む5安打5失点で5回1/3KO。

 ☆北川智規(オリックス=横浜国大卒)1年目の01年から1軍入りし、8月27日の西武戦(神戸)で救援登板。先頭打者を三振に仕留めるなど、3イニングを1安打無失点と快投した。

 ☆松家卓弘(横浜=東大卒)プロ5年目の09年6月10日の日本ハム戦(札幌円山)の8回、救援でプロ初登板。1イニングを3者凡退に抑え、最速145キロを計測した。

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