早実前部長に1カ月謹慎 入学前の新入生が対外試合出場

[ 2015年4月17日 05:30 ]

 日本学生野球協会は16日、審査室会議を開き、大学1件と高校15件の処分を決めた。スーパー1年生・清宮幸太郎が入学した早実(東京)は新入生徒の練習参加規定違反があり、当時の部長(52)に5月15日まで1カ月の謹慎処分が科された。

 日本高野連は新入生について練習参加は3月25日以後、対外試合出場は入学式後と定めている。しかし早実は3月26、27日の練習試合4試合に入学式前の新入生計7人を出場させていた。報道関係者からの指摘で調査した結果、違反と判明した。早実側は「規定の認識を誤った」と説明しているという。また昨春センバツに出場した東陵(宮城)は悪質な部内暴力で3月24日から8月21日まで5カ月間対外試合禁止。これにより同校は今夏の全国高校選手権宮城大会に出場できなくなった。

 高校の対外試合禁止処分の期間、理由は次の通り。

 宇部西(山口)2月10日~3月9日=部員の窃盗▽新居浜東(愛媛)2月28日~7月10日=部員の部内いじめ▽藤井寺工科(大阪)3月16日~6月15日=部員の部内暴力▽東陵(宮城)3月24日~8月21日=部員の部内暴力▽京都国際 4月2日~7月1日=部員の部内暴力

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2015年4月17日のニュース