イチ「成長した犬が残る状態」からマ軍へ…だから「忠誠を」

[ 2015年1月30日 06:25 ]

ひたすらお茶を飲むイチロー

イチロー マーリンズ入団会見

 【イチローと一問一答】

 ――入団会見に球団幹部が来日した。

 「マイアミから計18時間かかったそうですが、この機会を日本で実現できるというのは通常ありえないこと。ただただ、恐縮しております」

 ――ファンに一言。

 「これからも応援よろしくお願いします…、とは絶対に言いません。応援していただけるような選手であるためにやらなくてはいけないことを続けていくことを約束して、メッセージとさせていただいてもよろしいでしょうか」

 ――最も大切にしている哲学は?

 「野球選手にとって40という年齢はとても重要なポイントになる年齢ですが、人間として成熟する前に現役を退かなくてはいけないということはとてもつらいこと。その過程の中で40を超えて現役でいることは、僕にとっても重要なことで、現役でいないと分からないこともたくさんある。その哲学を僕は今、持っていないですが、この先野球を続けていく中で僕自身から出てくることを期待しています」

 ――なかなか移籍先が決まらない中でどういう心境だったか?

 「ペットショップで並んでいる可愛い子たちがどんどん売れていって、大きく成長した犬が残っていくという状態ですかね。それでも飼ってくれる人がいたら、忠誠を尽くす、そんな感じでしょうか」

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