藤浪 今年も“能見超え”!右打ち徹底、打者でもエース狙う

[ 2015年1月30日 05:30 ]

室内練習場で打ち込む藤浪

 打者としても“エース”を目指していく。阪神・藤浪が、今季の打撃成績においてチームでトップクラスの打力を誇る能見を昨年に続いて打率で上回ることを目標に掲げた。「それ(能見より高打率)は打ちたいと思っている」

 キャンプ中も黙々とバットを振り込み、打撃への意識も高い能見の姿を見て、藤浪も年を経るごとに「9人目の打者」としての自覚を強くしてきた。昨年、4月15日の広島戦(マツダ)では6回に九里から右中間スタンドへプロ1号も放つなど、打率・173で同・132の能見を超えた。先発投手陣では“最高打率”となり今年も“タイトル防衛”に燃えている。

 昨年は相手投手の配球を意識したことで、快音が増えた。「(配球を)考えるようになってるので、結果につなげたい」と頭脳も駆使して「H」ランプを灯していく。

 先乗り合同自主トレ3日目となったこの日は、能見と並んで行ったマシン打撃で右打ちに終始。「引っ張ったりするのはバットが折れそうで怖い。ピッチャーはなかなか引っ張る場面もない。(昨年のキャンプも)右に意識を持って良かった。今年も練習したい」とテーマを持って打ち込んでいることを明かした。

 開幕投手に名乗りを上げる黄金右腕が、そのシーズン初戦から安打数も伸ばしていくつもりだ。

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