拓大・佃 JR西でもフル回転!都市対抗で東京ドーム目指す

[ 2014年12月29日 05:30 ]

JR西日本に入社する拓大・佃

 今秋の東都大学野球1部4年生の進路が決まった。春秋ともに5勝を挙げ、秋には敢闘賞を受賞した拓大の佃勇典投手(22)は、社会人野球のJR西日本に進む。秋は右肘痛を抱えながら6試合連続先発を成し遂げた「東都の鉄腕」が、上のステージでもフル回転することを誓った。

 タフネスぶりが際立った大学ラストイヤーだった。春10試合、秋11試合に登板した佃は「もう一度やれと言われても無理」と当時を振り返る。

 8月の北海道キャンプで右肘に激痛が走った。秋の開幕戦は登板回避。痛みが和らぐと、10月8日の国学院戦から3日連続で先発し、中4日で15日の駒大戦から再び3日連続で先発。「3日連続はないと思ってロッカーに行くと、白板に“先発・佃”と。まさかだった」。10日間で6度先発し、570球。神宮は特別な場所だったからこそ、耐えることができた。

 小学4年、10歳の時だった。10年後の自分に手紙を書いた。20歳になった昨年、その手紙が学校から実家に届いた。「大学生になって、神宮で投げていてください」。夢をかなえたマウンドで見せた意地の6試合連続先発だった。同じ広島出身の早大・有原は、ドラフト1位で4球団競合の末、日本ハム入り。「高校時代は一度対戦して、3三振を食らった。こういう人がプロに行くんだなと思った」。ドラフト後には祝福メールを送った。自身の次なる目標は、都市対抗の舞台・東京ドーム。「いつかは…」とプロの世界も見据えながら、新天地でもフル回転する。 

 ◆佃 勇典(つくだ・ゆうすけ)1992年(平3)5月21日、広島県生まれの22歳。小1からソフトボールを始める。吉田中では広島中央シニアに所属し3年夏に全国大会出場。広島商では3年春からエース。拓大では1年秋にリーグ戦デビュー。1部通算28試合11勝7敗。1メートル78、78キロ。右投げ左打ち。

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