ロッテ岡田 来季も続く本塁打“打たない珍記録”

[ 2014年12月21日 08:40 ]

ロッテの岡田

 岡田が「打たない珍記録」をつくった。7月31日の日本ハム戦、第2打席で死球を受け、10年6月2日巨人戦のプロ初打席から1771打席連続で本塁打なし。プロ野球初年度の36年から47年までプレーし、通算0本で引退した横沢七郎(東急)が持つデビューから1770打席本塁打なしの最多記録を更新した。

 岡田は育成選手出身の30歳。主に1番打者として、俊足で存在感を示してきたが、今季終了時点で1822打席連続で本塁打がない。11年から内野安打は3年連続、バント安打は4年連続でリーグ最多を誇る。初打席からに限らない連続打席本塁打なしの最多は、05~09年赤星憲広(神)の2528打席。一方、最も遅いプロ1号は村松有人(ダイエー)が98年4月12日の近鉄戦で打った1566打席目。自身と同じ堅守の外野手が持つ記録更新に期待が懸かる。

 もっとも、柵越えだけが本塁打ではない。同僚の荻野貴は5月6日オリックス戦で、プロ野球史上初の「プレーボールランニング本塁打」という珍記録を打ち立てた。ランニング弾でプロ1号なら、11年に楽天・内村(現D)がマークして以来。岡田の1号は、どんな形で生まれるのだろうか。

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2014年12月21日のニュース