高いか安いか 気になるコミッショナーの“年金”

[ 2014年12月21日 16:45 ]

来年1月にコミッショナーを退任するセリグ氏(左)と元ヤンキースのジーター (AP)

 米メディアは19日、任期満了に伴って来年1月下旬に退任するメジャーリーグのバド・セリグ・コミッショナー(80)がその後もリーグから年に一度、600万ドル(約7億1000万円)が支払われると伝えた。

 セリグ氏は92年にビンセント前コミッショナーの辞任を受けて、実質的な最高責任者となる最高諮問会議チェアマンに就任すると、98年に正式なコミッショナーとしてメジャーリーグを統轄することになった。

 ブルワーズのオーナーだったセリグ氏はメジャーリーグ史上初となる球団オーナー出身のコミッショナーとして、これまでに3地区制へのリーグ再編や日本など海外での公式戦開催、インターリーグの実施やビデオ判定導入など数々の実績を残してきた。

 メジャーリーグのスポークスマンによると、このセリグ氏への“年金”支払い決定はメジャーリーグ各球団からの了承を必要としないとのこと。ちなみに、06年にNFL(米プロフットボールリーグ)のコミッショナーを退任したポール・タグリアブー氏は、これまでにリーグから3000万ドル(約35億8000万円)以上が支払われているという。

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2014年12月21日のニュース