呉昇桓 来季も虎の絶対守護神 助っ人全員残留決定

[ 2014年12月21日 05:30 ]

韓国ソウル市内にて来季の選手契約を締結した呉昇桓

 阪神は20日、呉昇桓(オ・スンファン)投手(32)と来季の選手契約を締結したことを発表した。昨年、総額8億5000万円(金額は推定)で2年契約を結んでおり、頼れる守護神の来季残留が正式決定。これでチームの日本シリーズ進出を支えたメッセンジャー、ゴメス、マートンを含めた助っ人4選手との契約を終えた。

 「今年は阪神タイガースという素晴らしいチームでプレーできて本当に良かったです。しかし、優勝できなかったことは悔しかった。来年は自分が主力選手として阪神タイガースの優勝に貢献できるよう頑張ります」

 ソウル市内で球団関係者と会い、来季の契約を結んだ右腕は“らしく”来日1年目を振り返り、来季へ意気込んだ。今季は不在だったクローザーの座に君臨し、リーグトップの39セーブ。クライマックスシリーズでも全6戦に登板してMVPを獲得するなど「主力選手」としてフル回転した。

 来季も絶対的守護神として期待されるが、注目されるのは、2年契約が切れることで生まれる来オフの去就問題。帰国後に行った地元での会見ではメジャー挑戦を臭わせる発言も口にした。ただ中村GMは「自分はそうは思っていない」と話すなど、球団は全力で慰留に努める方針。来日2年目も背番号22から目が離せない。

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2014年12月21日のニュース