侍21U 連勝呼んだ!ハム上沢5回9K1失点

[ 2014年11月9日 05:30 ]

<ベネズエラ・日本>5回9奪三振1失点と力投した上沢

第1回IBAF21Uワールドカップ1次ラウンドB組 日本11―1ベネズエラ

(11月8日 台湾・台中)
 1次ラウンドB組の侍ジャパン21Uは、ベネズエラに11―1で7回コールド勝ち。開幕から2連勝とした。日本ハムで今季8勝を挙げてブレークした上沢直之投手(20)が、先発して5回を4安打1失点で9奪三振。背番号18を背負うエース格としての貫禄を見せつけた。打っては北條史也内野手(20)が逆転3ランを含む4打点と活躍した。

 尻上がりに調子を上げた。無四球。5回を投げて毎回の9奪三振を奪った上沢は「全員外国人というのはシーズン中にはないので、探り探りだった。ゲームを壊さないで良かった」と満足げな表情で振り返った。

 初回1死から死球を与えるも、3、4番を2者連続で空振り三振に仕留めた。2回には無死一塁から左翼線二塁打を浴び、悪送球もあって先制の1点を失ったが、その後が圧巻だった。無死三塁の場面で、7、8番を連続三振。追加点を防ぎ、相手に傾きかけた流れを引き戻した。

 「スライダーを打たれるイメージがありましたね。真っすぐはほとんどファウルになっていた。大事な場面で真っすぐを投げられるイメージがついた。次につながる」

 入団3年目。シーズンではプロ初勝利を含む8勝(8敗)をマークするなど飛躍を遂げた一年だった。そして侍ジャパン21Uに選出。チームでは背番号63だが、侍としては「18」を背負う。堂々のエースナンバー。その数字にふさわしい、チームに連勝を呼び込む堂々の力投だった。

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