ああ拙攻地獄…広島 今季初同一カード3連敗で自力V消滅

[ 2014年9月5日 05:30 ]

<巨・広>8回、丸(左)が二直併殺に倒れ、厳しい表情の野村監督(右奥)

セ・リーグ 広島0-1巨人

(9月4日 宇都宮)
 広島は1ゲーム差で迎えた首位攻防戦で、今季初の同一カード3連敗。3日連続の「拙攻地獄」にはまり、自力優勝の可能性が消滅した。

 阪神に抜かれて3位に転落した野村監督は「現実に3連敗してしまった。一本が出ないね。足元を見つめ直してやるだけ」と必死に前を向いた。

 3回2死一、三塁、5回2死満塁の好機では、8月27日以来の4番に座ったロサリオがいずれも空振り三振に倒れる。0―1の8回には先頭の菊池が左中間二塁打で出塁したが、続く丸の二直で飛び出して併殺。直後にここまで3打席連続三振だったロサリオが右中間二塁打するなど、チグハグな攻撃を繰り返した。

 今季8度目の零敗。緒方野手総合コーチは「大一番でミスが出た。まだ力が足りないということ」と言った。この3連戦で36安打しながら計6得点で、残塁は36。22安打で14得点した巨人との「差」を露呈した。

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2014年9月5日のニュース