高校日本代表・光成 完封で王手を 台湾戦は変化球勝負

[ 2014年9月5日 05:30 ]

キャッチボールで調整する高校日本代表・高橋光

 タイ・バンコクで行われている第10回U―18アジア野球選手権は、5日に準決勝が行われる。日本代表ナインは4日、試合会場のクイーン・シリキット球場で約2時間の調整。台湾戦の先発が予想される高橋光成(こうな)投手(3年)は完封で決勝進出を決めることを宣言した。

 青空の下、練習を終えた高橋の表情は引き締まっていた。5日の準決勝・台湾戦に向けて、遠投などで汗を流した右腕は「(台湾は)いい打線だと思う。完封するつもりでいく」と誓った。

 1次リーグ初戦のフィリピン戦では5回2安打無失点で、開幕投手の大役を果たした。だが、1次リーグ3試合で登板した他の5投手は1人の走者も許さない完全投球。「みんな打たれなかったので、ちょっと引きずっている」とおどけながらも「挽回できればいい」と決意を新たにした。

 2年生で代表入りした昨年は、18U世界野球選手権で台湾と対戦。登板はなかったが「変化球が有効だと思う。スライダー、フォークを中心に考えている」と、イメージはできている。決勝での対戦が濃厚な韓国は左打者が7人並ぶだけに、左腕の森田か小島の先発が有力。まずは、日本のエースが大会連覇へ王手をかける。

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2014年9月5日のニュース