サヨナラ被弾の上原「全て僕の責任」 指揮官は休養も示唆

[ 2014年9月5日 13:27 ]

テシェイラに同点ソロを浴びてぼう然とするレッドソックス・上原(AP)

ア・リーグ レッドソックス4―5ヤンキース

(9月4日 ニューヨーク)
 ヘドリーの打球が右翼席に飛び込むと、レッドソックス・上原は両手をひざに置き、がっくりとうなだれた。2本塁打を浴びて逆転サヨナラ負け。宝刀スプリットが落ち切らず甘く入ったところを痛打された守護神は「何も言うことはない。全て僕の責任」と言葉を振り絞った。

 7月10日のホワイトソックス戦後、1カ月以上も被本塁打のなかった上原だが、最近6試合は4発被弾し、14安打10失点と不振が続いている。世界一となった昨季はポストシリーズを含め86試合に登板。疲労の蓄積を懸念する声は絶えない。また、今季はチームがア・リーグ東地区最下位に沈んでおり、モチベーション維持も難しくなっている。

 今季終了後にFAとなる上原についてチェリントンGMは「間違いなく、来季も残しておきたい選手」と評価し、再契約を熱望。上原自身はシーズン終了までマウンドに上がる決意だが、ファレル監督は「登板間隔をもっと空けるのか、今季の投球をここで打ち切るのか。本人と話し合いたい」と休養も示唆。この日が上原にとって今季ラスト登板となる可能性も出てきた。

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