新井 絶好調!6戦連続安打 驚異の打率・611

[ 2014年3月6日 08:04 ]

<ソ・神>5回無死、新井は6戦連続となる右前打を放つ。投手・東浜

オープン戦 阪神0―6ソフトバンク

(3月5日 ヤフオクD)
 アクシデントの影響を感じさせない打撃だった。守備練習でノックを受けた際に右手中指を負傷。指を突いたために試合前にはアイシングの応急処置を受けて臨んでいた。しかしレギュラー奪取に燃える阪神・新井は何事もなかったかのようにグラウンドに立っていた。

 「(指は)大丈夫、大丈夫。全然問題ないよ」

 試合後も軽症であることを強調した。そのことを結果で証明した。先頭打者として迎えた5回の第2打席。1ボール2ストライクからの4球目。「(昔の)入来さんみたいだった」。そう振り返った2番手の東浜の直球をとらえた。外角への144キロを素直にはじき返した。チームにとってこの日初安打となる右前打だった。

 「しっかりボールを見極められている。(シーズンへ向けて)それを続けていきたいと思っているよ」

 両手には手応えといえる感触が残っていた。今春キャンプから打撃好調をキープ。前日4日のソフトバンク戦では1週間ぶりに実戦出場したにもかかわらず、しっかり安打を放つなど結果を残した。ここまで紅白戦を含む実戦6試合で18打数11安打で打率は驚異の・611。ポジション奪回へ向けて猛アピールを続けている。

 「(指の状態が)悪かったら試合には出ない。この時期で良かった」

 関川打撃コーチも指の影響がないことに安堵(あんど)した。

 現時点でも新外国人のゴメスが一塁のレギュラー最有力候補であることは変わらない。しかし、あくまでも候補。新井は開幕スタメンをあきらめていない。実績十分の男は、好調な打棒でライバルとのサバイバルに挑み続けている。

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2014年3月6日のニュース