大谷 左腕も苦にせず マルチ2打点、貴重な得点源

[ 2014年3月6日 05:30 ]

<日・巨>9回2死三塁、技ありの二塁打を放った大谷

オープン戦 日本ハム4―6巨人

(3月5日 札幌D)
 主軸の風格漂う2戦連続のマルチ安打だ。「3番・DH」で2安打2打点の活躍を見せた日本ハム・大谷は「(打撃は)全体的に良かった。後ろ(4番)に中田さんがいるので安心感がある」と笑顔で振り返った。

 9回2死三塁。左腕・阿南の低めのカーブにタイミングを崩されながらもバットの先端で拾って右翼線に技ありの二塁打。この日の2打点目を挙げた。初回にも杉内から中犠飛。左腕を苦にしなかったことについて「杉内さんなど良い投手から打てたことは良かった」と手応えを口にした。6回の第3打席では笠原から右前打。続く4番・中田の打席では暴投の間に二塁を陥れるなど積極果敢な走塁も見せた。

 開幕ローテーション入りが期待される「二刀流」2年目。この日も先発する8日の阪神とのオープン戦(甲子園)に向け、試合前にブルペンで約50球を投げ込んだ。栗山監督は大谷について「普通!」と素っ気ないが、あふれる笑みは隠し切れない。最下位に沈んだ昨季はチーム打率・256で、オリックスに並びリーグワースト。雪辱を期す今季の貴重な得点源として、大谷が野手としてもチームに必要不可欠な存在になっている。

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