阪神・ゴメス 右膝裏「異常なし」 休日返上で練習へ

[ 2014年3月6日 09:59 ]

記者の質問に答えるゴメス

 開幕スタメンへ、光明が差した。阪神のマウロ・ゴメス内野手(29)が5日、痛めていた右膝裏の精密検査を受け、「異常なし」と診断された。

 報告を受けた和田監督は「異常なし」と明かした上で「あとは1日1日、確認しながら。まだいつから(実戦)、ということではない。上げていく段階で様子を見て、なるべく早く実戦でできるようにしてほしいね」と見通しを立てた。

 新4番候補を覆っていた不安要素が、消え去った。2月23日、中日とのオープン戦(北谷)の試合前に右膝裏の違和感を訴え、先発予定だった試合への出場を“ドタキャン”。翌24日以降は、別メニュー調整を余儀なくされた。同26日のキャンプ打ち上げ後も対外試合を戦うチーム本隊から一人離れて甲子園球場室内練習場を拠点に自主トレを続け、今月2日に室内フリー打撃を再開。そしてこの日、医師の「お墨付き」を得て、ようやく憂いを取り除いた。

 肉体的に異常なしとなれば、あとは状態を上げていくだけだ。検査前の4日時点から「膝は徐々に良くなっている」と話していたゴメス。この日は検査のため練習を休んだが、代わりに練習休日の6日は、休日返上で練習を行う予定。練習パートナーを務めるオマリー打撃コーチ補佐が「チームは休みだけど、オマリーとゴメスは練習します」と明かした。

 指揮官からは15日のDeNA戦(横浜)までの実戦出場を「開幕4番」の起用条件に掲げられている。6日を含めて、リミットまで残り10日間。まだ時間はある。

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2014年3月6日のニュース