松田 2億2千万円、2年契約 球団生え抜き野手トップ

[ 2013年12月28日 05:30 ]

代理人の中村佐和子弁護士と会見するソフトバンク・松田

 ソフトバンクの松田宣浩内野手(30)が27日、福岡ヤフオクドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、年俸固定制の2年契約を結んだ。年俸は1億2000万円増の2億2000万円で出来高払いも加わる。球団生え抜き野手としては長谷川の2億円を抜き、トップに躍り出た。

 代理人の中村佐和子弁護士を伴って会見した松田は「いい契約をさせていただきました。1年1年が勝負と思っていたが、球団から複数年の提示を受けた」と納得の表情。選手会長として迎える来季には「日本一になるためチームが同じ方向、同じ気持ちになることが大切」とリーダーとしての自覚をにじませた。

 順調なら、来季中に国内フリーエージェント(FA)権を取得する。焦点だった契約年数が2年になったことで、球団は内川、本多に続き看板選手の流出を防いだことになる。交渉した石渡茂2軍監督(前編成・育成部長)は「ずっとうちでやってもらいたい。FAは先延ばしして、2年後に判断することになる」と安どの表情だった。

 今季は全試合フルイニング出場を果たし、打点90はシーズン自己最高の成績だった。契約に出来高を付けたのは、自身の成長を感じ取っているからこそだ。「やれば評価してもらえる。年々、体のスピードが上がっているのを感じるし、個人的にはトリプルスリーを目指す。(秋山)監督にも目標に持っとけ、と言われている」。30歳で迎える9年目のシーズン。マッチが3割、30発、30盗塁を本気で狙う。

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2013年12月28日のニュース