摂津 最速6年目年俸4億円到達「思った以上の評価」

[ 2013年12月28日 05:30 ]

釣り好きのソフトバンク・摂津が年俸大幅増。お金をくわえた魚を釣り上げた?

 ソフトバンクの摂津正投手(31)が27日、福岡市のヤフオクドーム内で契約更改交渉に臨み、1億1000万円増の年俸4億円でサインした。6年目の年俸としてはダルビッシュ(当時日本ハム、現レンジャーズ)の3億3000万円を抜く史上最高額で、最速の4億円到達となった。

 「自分が思った以上の評価。1年間ローテーションを守ったところを高く評価していただいた」

 今季は15勝を挙げ、先発転向後の3年間で計46勝を挙げた。08年ドラフト5位で入団。年俸1200万円から、11年杉内(現巨人)の3億5000万円を上回る球団史上最高年俸投手にまでのし上がった。交渉にあたった石渡茂2軍監督は「素晴らしい成績。ポジション(先発、中継ぎ)が変わっても、その役割を果たせる。4位はチーム全体のこと。個人にBクラスの責任は押しつけられない」と最大級の評価を口にした。

 最多勝を競ってきた楽天・田中は、今オフに海を渡ることが確実。「競う相手なので残念だけど、メジャーで頑張ってほしい。また違うモチベーションを探せればいい」。そのモチベーションとなるべく新たな目標も見つけた。「(球界を)引っ張るではないけど、そういうところを目指して頑張りたい」。今季、球界の話題を独占した田中に変わる存在に。摂津はチームだけでなく、日本球界をも背負う覚悟だ。

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2013年12月28日のニュース