ノリ400号!苦難乗り越えプロ野球史上18人目の快挙

[ 2013年6月30日 14:57 ]

<D・中>2回1死、左越えに通算400号本塁打を放つ中村(投手・山本昌)

 DeNA・中村紀洋内野手(39)が30日、横浜スタジアムでの中日戦で今季10号ソロを放ち、プロ野球史上18人目となる通算400本塁打を達成した。

 0―0で迎えた2回1死、1ボールから山本昌の投じた134キロの速球を左翼席に運んだ。

 「昌さんとの対戦は、打ったとか、凡打だったとかの結果ではなく、2人の中で1対1の勝負ができるし、毎回楽しみにしているし、全てホームランを狙って打席に入っています」と中村。47歳左腕とのベテラン対決で節目の一発を放ち「400号も打てたし、ホッとしたね。これから楽に打席に入れるから、また調子が上がって来るかもね」と笑顔。

 中村は92年に大阪・渋谷高からドラフト4位で近鉄に入団。メジャー挑戦、2度の戦力外通告、育成契約など苦難を乗り越え、足かけ21年目、オリックス、中日、楽天、そしてDeNAと渡り歩いての快挙達成だった。初本塁打は近鉄時代の1992年6月18日の日本ハム戦(藤井寺)で河野から。通算2195試合での到達は衣笠祥雄(元広島)の2129試合を上回って最も遅いペースとなった。

 中村は今年5月5日、ナゴヤドームでの中日戦で史上43人目の日本通算2000安打を放っており、またも古巣相手の快挙達成となった。

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