「上から熊代」渡辺監督の助言で昨季ホールド王・増井からV打 

[ 2013年6月30日 16:55 ]

<西武・日本ハム>8回無死満塁、勝ち越し打を放った熊代

パ・リーグ 西武8-4日本ハム

(6月30日 札幌D)
 3年目の西武・熊代がV打を放った。4―4同点の8回無死満塁。1ボール1ストライクからの3球目、5番手・増井の151キロ内角高めストレートを肘を畳んでコンパクトに振り抜いて左前に運び、1点を勝ち越した。

 「3連戦の初戦(28日)で僕の走塁でチームの雰囲気が悪くなっていたんで(7回1死満塁で一走。二ゴロでタッチされ、併殺に)、何とか3連戦のうちに取り返したいなという気持ちもありましたし、自分で決めてやろうという強い気持ちを持って打席に入りました」

 渡辺監督からアドバイスがあった。昨季ホールド王の増井が相手だったが「ここはおまえが上に立った気持ちで、上から行け」。これで気持ちが楽になった。

 前日29日には最大8あった貯金が消えた。「監督さんから『もっと楽しんでいこう』と言われたんで、もう1回仕切り直しということで楽しくできたんじゃないかと思います。きょうの1勝から勝ち星を積み重ねていけるように頑張っていきたいと思います」と再び貯金増を誓っていた。

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2013年6月30日のニュース