藤浪6回途中2失点で降板も…直後に逆転“負け”消える“強運”

[ 2013年6月2日 17:00 ]

<ソ・神>6回1死一塁、ラヘアに右中間適時二塁打を打たれガックリと汗を拭う藤浪

交流戦 阪神-ソフトバンク

(6月2日 ヤフオクD)
 阪神のドラフト1位ルーキー・藤浪がプロ7度目の先発。5回2死三塁、中村に左前適時打を浴び、先制を許した。初回こそ3者凡退も、相手打線に粘られ、5回までに91球。6回、ラヘアに右中間フェンス直撃の適時二塁打を打たれ、2失点目。自己2番目の103球を投げたが、先発としては自己最短の5回1/3、自己ワーストの8安打でマウンドを降りた。

 自身、公式戦初のドーム球場登板。勝てば1999年の松坂以来の高卒新人5連勝だったが、勝ち投手の権利を得られずベンチに退いた。

 初回、パの首位打者・内川を149キロの外角低めストレートで見逃し三振に取るなど、3者凡退。上々の立ち上がりとなった。

 2回、松田、長谷川に連打を許し、無死一、二塁。続くラヘアは150キロの内角高めストレートで空振り三振。柳田は内角低めのカットボールで空振り三振。今宮の3球目、重盗を決められ、2死二、三塁とされたが、外角低めのカットボールで空振り三振。圧巻の3者連続三振でピンチを脱した。

 3回は1死から中村、本多と続けて流し打たれて三遊間を破られる左前打。1死一、二塁で内川。フルカウントからの9球目、内角高めに抜け気味のカットボールで空振り三振。再び重盗を仕掛けられたが、三塁タッチアウト。三振ゲッツーで切り抜けた。3回までに62球。

 4回は外野フライ2つと6個目の三振で3者凡退。

 5回は先頭・柳田に四球。投前犠打で1死二塁とされたが、山崎のバットを折り、遊ゴロ。2死三塁、またも中村に外角高めのストレートを逆方向にはじかれ、左前適時打。先制を許した。5回までに91球を要した。

 6回もマウンドへ。先頭・松田を外角低めのカットボールで空振り三振。自己最多タイの1試合7個目の三振。長谷川には一、二塁間を破られる右前打。続くラヘアに右中間フェンス直撃の適時二塁打。2点目を失い、マウンドを降りた。

 しかし7回、味方打線が4安打を集中。一挙3点で、逆転に成功。自身の“負け”が消える“強運ぶり”を発揮した。

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2013年6月2日のニュース