松坂 今季はメジャー一本!オファーなしも日本復帰ない

[ 2013年1月17日 06:00 ]

今季もメジャーでプレーする意思を明かした松坂

 あくまでメジャー一本!レッドソックスからFAとなっている松坂大輔投手(32)が16日、成田空港発の航空機で渡米した。国内球団も関心を示す中、スポニチの取材に応じ、日本球界復帰の意思がないことを明かし、メジャーにこだわる強い思いを激白した。

 2月中旬のキャンプインまで約1カ月となった今も具体的なオファーは届いていない。それでも、右肘の腱移植手術から完全復活を目指す右腕は米国でトレーニングを続けながら吉報を待つ。

 退路を断って機上の人となった。スポニチの取材に応じた松坂は、慎重に言葉を選びながら現在の心境を明かした。

 「(国内球団からの誘いは)大変ありがたいですが、メジャーでプレーしたいと思っています。キャンプまで1カ月ありますから、代理人(スコット・ボラス氏)に全てを任せています。焦る気持ちもないし、とにかく信じて待つだけですね」

 右肘の腱移植手術から復帰した昨季。8月27日のロイヤルズ戦で477日ぶりに勝利した。しかし、その後は日によって変わる肘の状態に悩まされ、1勝7敗、防御率8・28。シーズン後にレッドソックスから再契約オファーは届かず、プロ野球人生で初めてのFAとなった。所属先が決まらないまま新しい年を迎えたのも初めてだ。

 その松坂に対し、国内ではDeNA、オリックス、ソフトバンクなどが獲得に興味を示している。日本に復帰すれば、安定した地位や年俸は保証される。しかし、メジャー球団からのオファーがない現実をしっかりと受け止めた上で、今季は日本に戻る可能性はないと言い切る。苦しい時期は必ず今後の自分の糧になる、そう信じている。

続きを表示

2013年1月17日のニュース