元プロの指導者資格条件緩和 強豪校監督の反応は…?

[ 2013年1月17日 19:18 ]

 日本高野連は17日、プロ経験者が高校の監督など指導者になるための規定「中学、高校で2年の教諭歴」を撤廃し、座学による研修を受ければ資格を認めるという条件緩和案をプロ側に示した。

 ▼高嶋仁・智弁和歌山高監督の話 技術のトップはプロ。プロの技術を高校生に伝えていくのはいいこと。特に投手は下手にやるとつぶれてしまうので歓迎する。

 ▼小倉全由・日大三高(東京)監督の話 高度な野球を入れられるが、高校生を教える難しさは絶対ある。ただ野球を教えればいいのではなく、人間を育てていかないと。情熱と指導力があって、高校生をかわいいと思える人にやってほしい。

 ▼馬淵史郎・明徳義塾高(高知)監督の話 雪解けになるのは喜ばしいこと。お互いのためになる。前から(プロ経験者の監督就任に)賛成だった。人間性も技術もある人に教えてもらうのは、子どもたちにとってもいいこと。プロだ、アマだと言っていたら日本は取り残される。

 ▼仲井宗基・光星学院高(青森)監督の話 レベルの高いプロから指導を受けるのはいいこと。だが、それがあるチームに偏ったり、指導者の獲得合戦で多額のお金が絡んだりしないよう、プロアマ双方で規定をつくっていかないといけない。技術指導とチームが強くなるのは別のこと。

 ▼福村順一・加古川北高(兵庫)監督の話 これからの野球界にとって大きな一歩。懸念材料もあるだろうけど、前向きに考えていきたい。公立校は臨時コーチを依頼するケースがあるだろう。僕らも学ぶことができるし、負けないように頑張りたい。

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2013年1月17日のニュース