杉内　プロ初のマルチ安打　自宅で素振りの成果出た

＜巨・オ＞５回無死、中前打を放つ巨人・杉内

交流戦 巨人４－２オリックス

（5月17日 東京Ｄ）
　巨人・杉内は６回を５安打２失点でリーグ単独トップの５勝目。勝率・８３３、５８奪三振、奪三振率１０・２４も合わせてリーグ４冠に躍り出た。「きょうはリズムが悪かった。僕で（連勝を）止めないで良かった」と笑った。

　本業は苦心したが、打撃でチームを鼓舞した。３回に左前打。今季初安打を放つと、５回にも先頭で中前に運び、プロ初のマルチ安打をマークした。「毎年（交流戦で）１本は打つんですけどね。きょうは２本。うれしかったな」。ＤＨ制のないセ・リーグに移籍。開幕直後には「左投手の外角球がボールに見える」と自宅にバットを持ち帰り、素振りを行った。愛用するのは過去に青木（現ブルワーズ）が使用していたモデルだ。「一生懸命、ああいうスタイルで投げているからこういう勝ちを引っ張ってくる」と原監督。次戦はマウンドでも輝く。

　▼巨人・加治前（同点の６回１死満塁で、代打の代打で決勝の中犠飛）準備はできていた。杉内さんが投球も打撃も気持ちが入っていた。（自分も）やってやろうと思った。