イチロー 無安打も守備で貢献「分かりやすい配球ではないですか」

[ 2012年4月27日 08:16 ]

タイガース戦の4回、カブレラの右飛を好捕するマリナーズのイチロー

ア・リーグ マリナーズ5―4タイガース

(4月26日 デトロイト)
 マリナーズのイチローは26日、デトロイトでのタイガース戦に「3番・右翼」で出場し、4打数無安打だった。内容は一ゴロ、左飛、右飛、一ゴロで、打率は3割1厘。チームは5―4で勝った。川崎は出場しなかった。

 イチローは守備で勝利に貢献した。4回1死、タイガースの主砲カブレラが右翼線方向へ鋭い当たりを放った。これに思い切りよく突っ込み、滑りながらグラブに収める。「分かりやすい配球ではないですか、きょうで言えば」と振り返る通り、落下地点を予測しての動きだった。カブレラは1打席目に外角スライダーで空振り三振。4回の打席は、同じ球を右方向へ巧打してきた。「あのバッターはそれができる」と右翼の守備位置で捕球のイメージはできていたようだ。

 チームは今季初の3連勝。4打席でヒットはなかったが、渋い守りでピンチの芽を摘み取った。

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2012年4月27日のニュース