アニキ 気迫でナインを鼓舞!広陵後輩に猛タックル

[ 2012年4月27日 12:36 ]

<神・広>5回、小宮山の中前打で金本が本塁突入し、捕手・白浜と激しくぶつかるもタッチアウト

セ・リーグ 阪神1-0広島

(4月26日 甲子園)
 閉じている門をこじ開けようとした。5回2死二塁。小宮山に中前打が出ると、二塁走者の阪神・金本は三塁を蹴り、猛然と本塁に迫った。丸から好返球がきた。捕手・白浜はベースのやや三塁寄りでそれをキャッチ。44歳の走者は、広陵の17年後輩に“タックル”した。

 「白浜には悪いことをしたけど、ベースにかぶさっていたからね」

 そう振り返った激しいプレー。ボールはミットに収まったままで生還とはならなかった。それでも、ファイティングスピリットは十分にナイン全員へと伝わった。

 二塁への進塁シーンも「足」が光った。1死から右前打で出たこの回。続く柴田のカウント2ボール2ストライクで、ベンチはランエンドヒットの策を打った。1度、2度とファウル。金本のスタートは鋭かった。9球目、3度目の試行が二ゴロとなると、しっかりと得点圏を確保した。

 7回にも右前打を放ち、ここで代走・大和と交代。広島の助っ人リレーに猛虎打線が苦しむ中、複数安打はチーム唯一だった。和田監督は「じわりじわりリズムが上がってきた。暖かくなってからの選手。状態が上がれば、こんな打順(6番)にいる選手じゃない」と、完全復調を予告した。

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2012年4月27日のニュース