巨人 朝日の「報道と人権委員会」に訂正求め、申し立て

[ 2012年4月27日 19:46 ]

 プロ野球巨人の契約金超過問題で巨人は27日、朝日新聞の一連の報道が選手や球団の名誉を損ねたとして、同新聞社の第三者機関「報道と人権委員会」に訂正記事とおわびの掲載を求めるよう、申し立てたと発表した。

 朝日新聞は3月、6選手の入団時の契約金が、球界で申し合わせた「最高標準額」を超え、計36億円だったなどと報じた。巨人はこの報道に対し「最高標準額は目安であったという実態を無視し、違法・不当な行為が行われていたかのような印象を与えた」とした。

 実名が報じられ、現在も巨人に所属する高橋由伸、阿部慎之助、内海哲也、野間口貴彦の4選手が、球団とともに申立人となっており「黙っていたら記事が本当だったように受け取られ、自分の野球人生を否定される」「お金につられて入団したように思われるのは悔しい」などとした4選手の談話を発表した。談話の選手名は特定していない。シーズン中であるとして、4選手への直接取材を控えるよう要請している。

 朝日新聞広報部は「報道と人権委員会は社外の専門家、識者による第三者機関ですので、その手続きや判断を見守りたい」とコメントした。

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2012年4月27日のニュース