「気持ち乗り移った」平野初のサヨナラ打で投手戦に終止符

[ 2012年4月27日 06:00 ]

<神・広>延長11回2死二塁、サヨナラ打を放ち、関本に肩車される平野

セ・リーグ 阪神1-0広島

(4月26日 甲子園)
 阪神が開幕から23試合目で初のサヨナラ勝ちを収めた。投手陣が終盤のピンチをしのぐ展開で、0―0の延長11回に決勝打を放った平野は「野手全員で何とかしたいと思っていた。強い気持ちがバットに乗り移ってくれた」とうなずいた。

 2死無走者からマートンの打球を一塁手の岩本が後逸し、巡ってきた2死二塁の好機。2球目の内角直球を詰まりながら中前に運んだ。外野は前進守備だったが、強烈なスピンの利いた打球が功を奏し、代走俊介が一気に本塁へ。平野は「きれいな安打では、還れないと思ったから」と計算通りだったことを強調した。平野にとってはこれが初のサヨナラ打で、お立ち台は猛打賞の前日に続き2日連続。普段は控えめに話す男が両手を突き上げて喜びをあらわにし、「表現はあまりしないが、たまにはしてみようかなと」と照れ笑いした。

 ▼阪神・安藤(9回を10奪三振の無失点)とにかく腕を振ろうと思った。(9回のマウンドは)行きますと言った以上、0点に抑えないといけない。自信になった。

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2012年4月27日のニュース