石巻工高が市長に報告「悔しさばねに夏目指す」

[ 2012年4月17日 18:55 ]

 東日本大震災で被災しながら、春の選抜高校野球大会に21世紀枠で出場した宮城県の石巻工高の選手や監督らが17日、地元・石巻市の亀山紘市長を訪れ、大会結果を報告、市を挙げての応援にあらためて謝意を示した。

 大会では健闘むなしく1回戦で敗退したが、選手宣誓した阿部翔人主将(17)は「負けた悔しさをばねに練習に取り組み、夏は自分たちの力で甲子園に行って勝利を届けたい」と雪辱を誓った。

 試合当日、スタンドから声援を送った亀山市長は「負けない町石巻、復興するために何とかする、との気持ちでプレーしてくれた。次は夏の出場を目指して頑張ってほしい」と激励した。

 同校は津波で野球用具を流され、グラウンドが使用できなくなるなど大きな被害が出た。

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2012年4月17日のニュース