楽天沖縄キャンプ拠点は未完成…岩村がメジャー流指南

[ 2012年2月17日 06:00 ]

外野スタンド予定地に重機がある金武町ベースボールスタジアムでもアーリーワークの楽天ナイン

 楽天が沖縄県国頭郡の金武町ベースボールスタジアムで突貫2次キャンプを突入した。

 対外試合期間の練習拠点として今年から初めて利用。グラウンドは両翼100メートル、中堅122メートルと十分な環境だが、昨年末に落成したばかりとあって室内練習場やサブグラウンドは未完成だ。観客席を設置予定の外野裏は右中間が畑、造成中の左翼には高さ約5メートルの盛り土がそびえる状況の中、アーリーワークでは嶋が赤土の壁に打球を突き刺す場外弾を連発。大久保打撃コーチに「壁を越えるイメージで打て」と指導されるなど、新たな環境を楽しんだ。

 未完成の室内練習場代わりに、エアテントの打撃ケージを2カ所設置した。テント内のマシン打撃では、狭いレーンの中で打球が支柱に当たって打者にはね返る場面も。メジャーでエアテントの練習を経験した岩村が支柱を外したネットの張り方を指南するなど、各選手が工夫を凝らして対応した。将来的にはサブグラウンドも完成予定で、星野監督は「来年はここで練習試合をして、観客席ができたらオープン戦もできれば」と夢を描いた。

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2012年2月17日のニュース