斎藤 手応えオール直球34球 フリー打撃登板で圧倒

[ 2012年2月9日 06:00 ]

フリー打撃登板前に大嶋と話す日本ハム・斎藤

 売り出し中の4年目・杉谷は当てるのが精いっぱいだった。今キャンプ初のフリー打撃に臨んだ日本ハム・斎藤はオール直球で34球。気持ち良さそうに投げきった。

 「変化球を投げるのがもったいなくて真っすぐだけ投げました。コントロールはまだまだでしたが、バッターに対しての手応えはありました」

 ブルペンで74球を投げ込んでから上がったマウンド。杉谷と加藤相手に安打性は5本に抑えた。芯で捉えられたのはわずか3球程度。登板前に予定していた変化球を投げないまま、課題としている直球のいい感触だけをその体に残した。

 武田勝らと激しく開幕投手を争う斎藤にとって何より欲しいのは結果だけ。すでに11日の今季初対外試合となる広島戦(名護)での先発が決まっている。「まだまだいけると思っている」。進化を見せる2年目の背番号18が自信にあふれた表情を見せた。

 ▼日本ハム・吉井投手コーチ(昨年の初打撃投手時と比べて)心地良く投げていたね。球の強さが出てきている。あれなら低めでなくてもコースを間違わなければ大丈夫。去年は去年で良かったと思ったけど、今年は「違う佑ちゃん」になってるので比べづらいね。

 ▼日本ハム・芝草投手コーチ バッターが分かっているはずの真っすぐに差し込まれていたし、投げるごとにボールが生きてきていた。

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2012年2月9日のニュース