松坂 通常位置の捕手相手に10球

[ 2012年2月9日 06:00 ]

左腕レスター(右)と並んでブルペン投球に臨むレッドソックス・松坂

 レッドソックスの松坂は7日(日本時間8日)、手術後では3度目のブルペン投球を行った。キャンプ地視察に訪れていたベン・チェリントンGMも見守る中、初めて捕手を通常のホームベース後方に座らせ10球。プレートから6足の位置に線を引き、ワインドアップ、セットポジションから下半身の動きを確認した。

 「上半身のことを逆に意識することで、無意識下で下半身がどう動くかを確認したかった。自分が思っていたよりも、下半身はしっかり動いてくれたし、6足に近い形で体を使えた」

 この日は今季から移転する新キャンプ施設での練習初日。エース左腕のレスターに「きょうはどれくらい投げるんだ?」と声を掛けられ、キャッチボールの相手役となるなど、キャンプイン間近を実感。松坂は「素晴らしい施設だし、リハビリにも熱が入る」と笑顔だった。

 ▽レ軍の新キャンプ地 従来の施設から南東へ約10キロの距離にある。本球場は「ジェットブルー・パーク」で、ボストンの本拠球場フェンウェイ・パークと同規格。左翼には「グリーンモンスター」も再現され、完成へ向けて最終工事が行われている。そのほか、野球場6面にサブグラウンドがあり、キャンプ地全体は「サウス・フェンウェイ」と呼ばれる。元ロッテ監督のボビー・バレンタイン新監督の下、田沢も開幕メジャーを目指して参加する春季キャンプは21日(日本時間22日)にバッテリー組が初日を迎える。

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2012年2月9日のニュース