中島 ヤンキースと交渉難航…西武残留も

[ 2012年1月3日 06:00 ]

西武選手会納会ではチームメートからサイン入りのユニホームが贈られ笑顔を見せた中島だったが…

 ポスティング・システム(入札制度)で大リーグ移籍を目指す西武・中島裕之内野手(29)とヤンキースの交渉が難航していることが1日(日本時間2日)、分かった。独占交渉権を得たヤ軍だが、年俸100万ドル(約7700万円)前後の低い条件提示に加え、専属スタッフも認めない方針であることが判明。米東部時間6日午後5時(日本時間7日午前7時)の交渉期限内での成立は微妙で、中島の西武残留の可能性が出てきた。

 中島とヤンキースの独占交渉期限は、日本時間7日午前7時。あと5日を切り、大リーグ関係者は「ヤ軍が中島に提示した年俸は100万ドル前後」と明かした。日本円に換算すると約7700万円。中島の西武での今季年俸2億8000万円(推定)の4分の1に近い低い金額だ。FOXスポーツも1日に「両者の隔たりは大きい」と、交渉が難航中と報じた。

 夢の大リーグ移籍を前に、中島サイドは契約年数や金額にこだわらない方針だった。しかし、予想をはるかに下回るヤ軍の条件提示。ヤ軍関係者は「キャッシュマンGMは中島をレギュラーとして見なしていない。控えの契約で出場機会も保証されない」とした。プレーで実績をつくって評価を上げることも、一定の出場機会が与えられなければ困難になる。さらに同関係者は「専属スタッフ(通訳やトレーナー)の許可も難しいだろう」と明言。語学力を含め不安を抱える移籍1年目で、野球に集中できる環境すら整えられない状況だ。

 今年は遊撃手のジーターが38歳、三塁手ロドリゲスも37歳となる。両選手のフル出場は難しいため、ヤ軍は中島を保険として入札に参加した。ただ、内野のバックアップには昨年112試合に出場したヌネスがいる。交渉決裂となれば、ヤ軍の入札意義が問われる。一時、米メディアが報じた「契約即トレード」も、大リーグのスカウトによると「中島を真剣にスカウトした球団は少ないし現実的でない」という。

 ポスティング申請時にメディカルリポートを添付しており、正式契約後の渡米でも問題はない。しかし残り5日で条件が劇的に変化する可能性は低い。中島は順調にいけば今季中に海外FA資格の取得条件を満たすだけに、西武残留へと流れが傾いているのは確かだ。

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