ソフトバンクが王手!小久保先制打、山田6回無失点

[ 2011年11月17日 22:04 ]

6回中日2死二塁、森野を空振り三振に仕留め、グラブをたたいて喜ぶソフトバンク・山田

 プロ野球の「コナミ日本シリーズ2011」第5戦は17日、名古屋市のナゴヤドームで行われ、ソフトバンクが5―0で中日を撃破。敵地で3連勝し、対戦成績を3勝2敗としてダイエー時代の2003年以来8年ぶりの日本一に王手をかけた。18日は移動日で、19日からソフトバンクの本拠地ヤフードームに戻り第6戦を行う。

 先発投手は中日が第1戦で8回1失点と好投したチェン、ソフトバンクは今季7勝の山田の両左腕。初回、ソフトバンクは先頭の川崎が9球目を右前へ弾き返し出塁すると、本多の送りバント、内川の右前打で1死一、三塁とし、小久保の左前適時打であっさりと先制。小久保は「一発目のチャンスをものにできて良かった。昨日と同じコメント!」と威勢のよい言葉を口にした。さらに1死一、三塁としたが、松田は捕邪飛、多村は遊ゴロで1点止まり。その裏、中日は3人で簡単に攻撃を終えた。

 2回以降はチェンも立ち直り、試合はまたも投手戦に。4回には中日の小池が松田の大きな飛球をフェンスに激突しながらも好捕するなど、お互いに死力を尽くし、得点を許さなかった。

 中日は6回1死から荒木が左翼線二塁打を放ち、初めて得点圏に走者を置いたが、井端が遊ゴロ、森野が空振り三振に倒れ、またも得点できず。

 すると直後の7回、ソフトバンクは1死一、二塁から細川の中前適時打で貴重な追加点を挙げ、リードを2点とした。その裏、ソフトバンクは6回3安打無失点の山田に代えて第3戦に先発し、7回1失点と好投した摂津をマウンドへ。摂津は先頭のブランコに四球を与えたものの、後続をピシャリ。

 8回、中日はチェンが無死満塁のピンチを招いて降板。河原をマウンドに送ったが、松田に押し出し死球を与え、1点を献上。さらに多村に左前2点適時打を浴び、ソフトバンクのリードは5点に広がった。

 第3、4戦でセーブを挙げたファルケンボーグをベンチ入りメンバーから外したソフトバンクは、摂津から森福、馬原とつないで楽々と逃げ切った。

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