ゴンザレス口火の5連打で4点先取、巨人逃げ切り

[ 2011年7月14日 20:52 ]

笑顔でウイニングボールを手にする今季初勝利の巨人・ゴンザレス

 プロ野球、阪神―巨人12回戦は14日、甲子園球場で行われ、巨人が4―0で勝ち、連敗を2で止めた。3回に5連打で4点を先取し、先発のゴンザレスから、久保、東野のリレーで阪神の反撃を封じた。ゴンザレスは7回5安打無失点で今季初勝利。

 巨人は、前日(13日)右足に死球を受けたラミレスが7シーズンぶりにスタメン落ち。4番に長野が入り、3番にはロッテから移籍した大村を起用。初回2死から、その大村が左前打で出塁したが、長野が遊ゴロに倒れ、無得点に終わった。その裏、ゴンザレスは3者凡退と上々の立ち上がり。

 2回、巨人は3者凡退。その裏、阪神は1死からニゴロ失で出塁したものの、得点なく終わった。

 3回、巨人は1死から投手のゴンザレスが右前打で出塁。坂本が中前打で続き、亀井の右翼線三塁打で2点を先取。「つなぎの意識をもって打席に入りました。いい場面で結果を出せて良かった」と亀井。さらに「ジャイアンツの3番とういのは独特の雰囲気がある。ロッテで初めて4番を打った時と同じような緊張感があった」と話す大村が左中間へ二塁打、長野も左越え二塁打と5連打でこの回、4点を奪った。

 その裏、阪神は先頭の藤井彰が左前打で出塁。1死後、平野が右前打を放ち、一、二塁とゴンザレスを攻めたが、上本、鳥谷が倒れ、無得点。4回表から岩田に代えてマウンドには渡辺を送った。

 巨人は4回、その渡辺を攻め、谷、藤本の連打で無死二、三塁のチャンスをつくったが、後続が倒れ、無得点。その裏。阪神も2死一、二塁のチャンスを逃した。

 巨人は8回から久保、9回には前日、救援に失敗した東野をマウンドに送り、阪神の攻撃を0点に抑えた。ゴンザレスは「久しぶりの先発だったが調子は良かった。チームが連敗中で今日は大事な試合だったのでいつも以上に勝ちたいという気持ちがあった。そういう気持ちが内容と結果につながって良かった」と笑顔。

続きを表示

この記事のフォト

2011年7月14日のニュース