ポイントは左肩に サイドの一二三 150キロ剛球復活完封

[ 2010年7月25日 06:00 ]

<東海大相模・鎌倉学園>9回完封の東海大相模・一二三

 【神奈川・東海大相模5―0鎌倉学園】サイドスローに転向した東海大相模のエース一二三に、剛球が復活した。

 鎌倉学園相手に9安打5四死球と走者を出しながらも、要所を締めて完封。18日の横浜立野戦では139キロ止まりだったが、この日は自己最速を1キロ更新する150キロを計測し「この感覚を忘れないようにしたい」と、試合後は自らに言い聞かせるように振り返った。
 球速が劇的にアップした理由は、門馬監督の「左肩の開きが早い」との的確なアドバイス。それからわずか6日。オーバースローで投げていたかつての剛腕を思わせる躍動感が戻った。これでチームはベスト8進出。指揮官は「一二三が9回を投げきったことは、本人はもちろん、チームにとっても大きい」と、頂点を狙う上でエースの復調を喜んだ。

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2010年7月25日のニュース