27日から後半戦 杉内、前田健らに20勝投手の期待

[ 2010年7月25日 18:25 ]

 プロ野球は球宴休みを挟み、27日から後半戦に入る。各チームとも90試合前後を消化した時点では、6人が10勝以上をマーク。パ・リーグは12勝の杉内と和田(ともにソフトバンク)を1勝差で涌井(西武)が追い、セ・リーグでは前田健(広島)と東野(巨人)が11勝でトップに並ぶ。2008年に21勝を挙げた岩隈(楽天)以来の20勝投手誕生はなるのか―。

 通算79勝で今季開幕を迎えた杉内は、21勝を挙げての100勝達成を目標に掲げる。和田は左ひじの故障で4勝に沈んだ昨季からの巻き返しを期し、絶好調時の直球の切れを取り戻した。
 どちらも一時は防御率が4点台になるなど不安定だったが、夏場に入って復調気配。7連勝で首位西武と0・5ゲーム差に迫ったチームの両輪を担う2人について、秋山監督は「期待している通りにきている」と納得顔で話す。
 ローテーションを守って投げれば、残り登板数は9試合前後が予想される。11勝の涌井を含め、20勝に到達するには、高い勝率が求められる。
 ファン投票で最多得票を得てオールスター戦に初出場した前田健にも注目が集まる。防御率と奪三振は、他を大きく引き離してのリーグトップ。蓄積疲労が心配されたが、球宴で150キロを投げて回復をアピールした。セでは7年ぶりとなる20勝も、成長著しい22歳には可能な数字だ。

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2010年7月25日のニュース