八戸工大一 青森の独占状態を打破!

[ 2010年7月25日 06:00 ]

<八戸工大一・光星学院>12年ぶりの優勝を決め、選手に胴上げされる八戸工大一・長谷川菊雄監督

 【青森・八戸工大一3-0光星学院】八戸工大一のエース中山が、3安打完封勝利を飾り、12年ぶり5度目の甲子園出場を決めた。

 序盤から130キロ台後半の直球とスライダーを主体に的を絞らせず。4回1死一、二塁も、遊ゴロ併殺に仕留めピンチを脱した。新チーム結成後、公式戦2戦2勝の光星学院を返り討ちにして「自分の投球を出し切ろうと思っていた。楽しんで投げました」と笑顔。毎日グラウンドのトイレ掃除を欠かさず、この日は練習場として借りた青森商のトイレまでピカピカに磨いて出陣した。5試合32イニングでわずか2失点と安定感抜群の右腕に長谷川監督は「中山はよく投げてくれた」と褒め称えた。
 青森は98年夏の八戸工大一の優勝以来、甲子園出場は青森山田と光星学院の2校が独占してきたが、21世紀になって初めて両校以外のチームが全国のひのき舞台に立つことになった。

 ▼八戸工大一 1956年(昭31)創立。アイスホッケー部なども盛ん。

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2010年7月25日のニュース