イチロー、今季2度目の3盗塁も「僕から言うことはない」

[ 2010年6月4日 16:06 ]

ツインズ戦の1回、三盗するマリナーズのイチロー

 【マリナーズ4―1ツインズ】マリナーズはスピードで主導権を握った。3回までに5盗塁の攻撃にワカマツ監督は「走塁でペースをつかんだ」と納得の表情だ。今季2度目の1試合3盗塁を決めた1番打者が、積極的な攻撃の象徴だった。

 試合後のイチローは普段通りに淡々としていた。相手バッテリーの強い警戒をかいくぐっての3盗塁にも「それについては、僕から言うことはない」と乗ってこない。相手先発パバーノのモーションが大きく、それぞれ確信を持ってスタートが切れていたようだ。
 前日は親交の深かったグリフィーが引退を発表。ショックを引きずりつつ試合に臨んだ。だが、一夜明けて気持ちを切り替えたのか、スイングには鋭さが戻っていた。3回の第2打席はフルカウントから、内角低めスライダーをすくい上げるように打っての右前タイムリー。その後に勝ち越しのホームも踏み、メジャー通算1000得点まであと1に迫った。(共同)

続きを表示

2010年6月4日のニュース